日向坂46の小坂菜緒さんは、グループの1stシングル「キュン」でセンターを務めたメンバーです。けやき坂46二期生として加入したのは2017年。まだ中学3年生、14歳のころでした。
アイドルになる前は、学校から帰るとすぐ公園へ遊びに行き、水泳やそろばんにも通っていた大阪府出身の少女でした。中学校ではバレーボール部に入り、3年間部活動を続けています。
放課後に公園へ飛び出していた少女は、中学3年生で見たひらがなけやきのライブをきっかけに、14歳で二期生へ加わりました。
家族と過ごした子ども時代、中学のバレーボール部、高校進学、オーディションへの応募、そして初めてファンの前へ立った幕張のステージまで、小坂菜緒さんがアイドルになるまでを時系列でたどります。
小坂菜緒は大阪でどんな少女時代を過ごした?
小坂菜緒さんの公式プロフィールでは、出身地は大阪府とされています。出生地そのものは公表されていないため、「大阪で生まれた」とまでは断定できません。
本人が振り返る子ども時代には、家の中で静かに過ごすだけではなく、外へ出て体を動かしていた具体的な姿が残っています。
放課後はすぐ公園へ!水泳とそろばんを続けた小学生
小学生のころは、学校から帰るとすぐ公園へ遊びに行くことが多かったそうです。習い事では水泳とそろばんを経験していました。
水泳を続けたのは小学2年生から5年生ごろまで。昇級テストでは飛び級をしたこともあり、最後には200m個人メドレーを泳げるところまで進みました。
小さい頃は外で遊んだり体を動かすのが本当に大好きな子で
出典:ORICON NEWS「“小坂菜緒という人間”を撮っていただけた 日向坂46のエースが初写真集へ込めた思い」(2021年6月26日)
当時は外で過ごす時間が長く、本人によれば日焼けしていることも多かったといいます。現在の活動から先に知った人とは、少し違う子ども時代の姿です。
小3でアイドル好きに、本や漫画にも夢中
アイドルを好きになったのは小学3年生ごろでした。特に憧れていたグループとして乃木坂46を挙げており、中学1年生ごろになると、自分もアイドルになりたいと考えるようになったと話しています。
一方で、本を読む時間もありました。小学校の図書館で「ハリー・ポッター」シリーズと出会い、小学6年生では「ハリー・ポッターと秘密の部屋」を題材に読書感想文を書いています。
ハーマイオニーに憧れて、科学や薬学について自分で調べた時期もありました。後年まで続く本や物語への関心は、すでに小学生時代に始まっています。
小坂菜緒の家族構成は?4歳上の兄や両親とのエピソード
小坂菜緒さん本人の発言から確認できる家族は、父親、母親、4歳上の兄です。一般人である家族の氏名や職業などは公表情報のない範囲へ広げず、本人が語っている家族との出来事を見ていきます。
兄のスポーツを家族で観戦、父の本棚から「クロスゲーム」
4歳上の兄は子どものころからスポーツをしており、小坂さんは家族と一緒に兄の試合を見に行く機会が多かったそうです。
小学3年生のころには、父親の本棚にあった、あだち充さんの漫画「クロスゲーム」を手に取りました。それをきっかけに野球漫画を読むようになり、野球そのものにも興味を持っていきます。
大人になってからも兄とのエピソードはあり、地元・大阪で一緒に古着店へ出かけたり、リングを選びに行ったりしたことを本人が話しています。
母のトマト煮や母の日に残る家庭の思い出
食べ物では、昔から母親が作るトマト煮が好きだったと公式ブログに書いています。家で何を食べていたのかが見える、小さな子ども時代の記憶です。
2018年の母の日には、カーネーションの画像を母親へメールで送りました。その日のブログでは、母について短い言葉を残しています。
お母さんは自分にとって1番身近な存在なんでね♪
出典:小坂菜緒公式ブログ「思ってる以上に外が暑くて着ていく服を間違ってしまった失敗談」(2018年5月14日)
オーディションを応援した家族
中学3年生でけやき坂46の新メンバーオーディションを受けようと考えたとき、小坂さんは家族へ「オーディション受けようと思うけどいいかな?」と相談しました。
家族から返ってきたのは、「やってみたいなら、挑戦してみたら」という言葉でした。応募を代わりにしたのではなく、小坂さん自身が受けたいと話し、家族がその選択を認める形でした。
中学時代はバレーボール部!センターと副キャプテンを経験
小坂菜緒さんは中学校の3年間、バレーボール部に所属していました。学校名は公表されていませんが、部活でのポジションや役割については本人が詳しく話しています。
小学生時代に続いて、中学校でも体を動かす生活が続きました。芸能活動を始めるのは中学3年生の夏で、それまでは部活動に取り組む普通の学校生活を送っています。
3年間バレーボールに打ち込んだ中学生活
ポジションはセンター。本人はブロックを比較的得意としていたと話しており、毎日のように練習していました。
自分たちの学年が中心になってからは、副キャプテンも任されています。「バレーボール」という検索キーワードだけでは見えにくい、3年間続けた部活動の具体的な役割がここにあります。
前に出るより周囲を見て動いていた副キャプテン
副キャプテンといっても、自分が先頭に立って大きな声で引っ張るタイプではなかったと振り返っています。周囲を見ながら、チームメートへ指示を出す立場だったそうです。
同じころ、アイドルへの憧れはすでに心の中にありました。ただ、この時点では芸能活動を始めておらず、日常の中心には学校とバレーボール部がありました。
中学3年生でひらがなけやきのライブに出会う
アイドルへの道が具体的に動いたのは中学3年生のときです。きっかけになったのは、けやき坂46、当時の通称「ひらがなけやき」の全国ツアーでした。
小坂さんは以前からAKB48や乃木坂46などが好きでしたが、けやき坂46のライブを見るまでは、自分がそのグループの一員になる未来は決まっていませんでした。
友人に誘われ大阪公演をライブビューイング
全国ツアー大阪公演を知ったのは、友人に誘われたことがきっかけでした。会場ではなくライブビューイングでしたが、小坂さんにとってアイドルのライブを本格的に見る大きな機会になりました。
ステージに立つメンバーを見た小坂さんは、その場で強く心を動かされます。2017年12月の公式ブログには、この日の気持ちがそのまま残されています。
同じステージに立ちたい。けやき坂46になりたい。
出典:小坂菜緒公式ブログ「緑の景色」(2017年12月21日)
客席側から見ていたステージが、数か月後には自分が立つ場所へ変わっていきます。
オーディション期間中にも名古屋公演へ
大阪公演を見たあと、小坂さんは新メンバーオーディションへ応募します。さらにオーディションが進んでいた時期にも、全国ツアー名古屋公演をライブビューイングで見ていました。
その時点では自分が合格するか分からない立場です。審査を受けながら、画面の向こうにいるメンバーの姿を見ていたことになります。
小坂菜緒がけやき坂46二期生オーディションに応募
けやき坂46のステージを見たことが直接のきっかけとなり、小坂菜緒さんは2017年の追加メンバーオーディションへ進みました。
当時は中学3年生。すでに将来の進路を考え始める時期でもあり、アイドルになれる保証がない状態での応募でした。
家族へ相談し、自分で応募
本人の振り返りでは、応募は誰かが勝手に送ったものではありません。ライブを見たあと、自分の中で「受けたい」という気持ちが生まれました。
これは受けなきゃと思い衝動で応募した感じです。
出典:小坂菜緒公式ブログ「複数の道があってどの道に進んでも間違いはないと思います。だけど、どの道にも必ず困難があるはずです。私は簡単な道を望みません。」(2018年8月13日)
一方で、審査中は自信に満ちていたわけではありません。周囲の応募者を見て不安になり、「落ちたらどうしよう」と考えたことも本人が明かしています。
日向坂46公式YouTubeでは、後年の新メンバーオーディション企画で小坂さん自身が登場する動画も公開されています。自分が受ける側だった経験を持つメンバーが、次の世代の募集に関わる形になりました。
14歳で合格し2017年夏に二期生へ
最終オーディションを経て、小坂さんは追加メンバー9人の一人に選ばれました。公式サイトでは2017年8月15日に新メンバー9人が発表されています。
本人は翌2018年8月13日のブログで、その日を「2期生がけやき坂46に加入して1年」と振り返っています。9月7日の15歳の誕生日を迎える前だったため、加入時は14歳でした。
合格した瞬間については、審査中の不安とは対照的に、大きな喜びを感じたと書いています。ただ、合格しただけではまだ、ファンの前でアイドルとしてステージに立ったわけではありませんでした。
14歳で加入し、初めてファンの前のステージへ
二期生として加入したあと、小坂さんたちにはレッスンとお披露目へ向けた準備が待っていました。最初の大きな舞台は、2017年12月のけやき坂46全国ツアーFINALです。
会場は千葉・幕張メッセイベントホール。大阪公演をライブビューイングで見てから、およそ半年後の出来事でした。
全国ツアーFINALの幕張で二期生がお披露目
公演は2017年12月12日と13日に行われました。小坂さんにとって、ファンの前でパフォーマンスを見せるのはこの幕張公演が初めてでした。
本人のブログには、本番前の楽屋で二期生が落ち着かず、立ったまま過ごしていた様子も記されています。大きな会場でのお披露目を目前にした、加入直後の空気が残る場面です。
かつて大阪公演を見たときに心へ残った緑色の客席を、今度はステージ側から見ることになります。同じ全国ツアーの名前の下で、立場が逆になりました。
関西弁の自己紹介と初ステージで見た景色
お披露目の自己紹介では、大阪出身らしく関西弁を使った言葉も披露しました。リハーサルでうまくいかなかった部分がありましたが、本番では成功できたと本人が振り返っています。
翌年、加入から1年を振り返ったブログでは、幕張のステージへ立ったことで、自分は人前に立つことが意外と好きなのかもしれないと気づいたことも書いています。
客席から「けやき坂46になりたい」と思った中学生は、2017年のうちに二期生として初舞台まで進みました。ここからは、芸能活動と高校生活を同時に続ける時期に入ります。
小坂菜緒の学歴は?高校生活から日向坂46デビュー、高校卒業まで
小坂菜緒さんの小学校・中学校・高校について、本人や公式媒体から具体的な学校名は公表されていません。一方、小学生時代の習い事、中学のバレーボール部、高校での学業と仕事の両立については本人の証言があります。
仕事現場で課題に取り組んだ高校時代
オーディションに合格したのは高校受験を控えた中学3年生。進学先については担任の先生と相談しながら考え、中学校の卒業時には校長先生からアイドル活動を応援する言葉をかけられたそうです。
高校へ進んでからは、仕事で登校できない分、課題を出してもらうこともありました。撮影や仕事の現場へ課題を持って行き、休憩時間に教科書を読んだり提出物を進めたりしていました。
仕事がない日は学校へ行き、先生や友人と話す時間を楽しみにしていたといいます。高校生活とアイドル活動は別々ではなく、同じ3年間の中で並行して進んでいました。
高校1年の終わりに日向坂46としてCDデビュー
高校在学中の2019年2月、けやき坂46は「日向坂46」への改名を発表しました。同時に、グループ単独でのシングルデビューへ進むことになります。
1stシングルは「キュン」。発売日は2019年3月27日で、小坂さんはデビューシングルのセンターに選ばれました。
発表を受けた本人は、最初から自分がセンターだと予想していたわけではありません。名前を呼ばれたときの驚きは、当日の公式ブログにそのまま書かれています。
私じゃないと思ってました。
出典:小坂菜緒公式ブログ「空を見上げてごらん。そこには太陽がある。」(2019年3月5日)
2017年の加入時には、二期生として最初のステージに立つだけでも大きな出来事でした。そこから約1年半で、改名したグループのデビューシングルの中央に立つことになります。
2021年3月に高校卒業、大学より仕事を選んだ
小坂さんは2021年3月、公式ブログで高校を卒業することを報告しました。アイドル活動を始めたのは中学3年生だったため、高校3年間は最初から最後まで芸能活動と重なっています。
高校生の3年間は、ある意味『青春』だったなと思います
出典:小坂菜緒公式ブログ「静かな夜 通り過ぎる月夜の光」(2021年3月5日)
高校卒業後の大学進学については、後年、自身がナビゲーターを務めるJ-WAVE「SONY SONPO QUEST FOR THE FUTURE」で振り返っています。高校卒業時には大学へ進むことも考え、生物など理系分野への興味もあったものの、最終的には仕事を優先しました。
小坂菜緒さんは高校卒業時に大学進学も検討しましたが、仕事を優先して大学には進学していません。中学校・高校の正式な学校名は公表されていません。
中学3年生で客席から見たひらがなけやきのステージは、その年の12月には自分が立つ場所になりました。さらに高校在学中の2019年には、日向坂46のデビューシングル「キュン」でセンターを担当しています。
公園、水泳、バレーボール部と続いた学生生活の先で選んだのが、2017年夏のオーディションでした。小坂菜緒さんのアイドルとしての始まりは、友人に誘われて見た一つのライブと、そこから自分で送った応募から始まっています。
































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