CUTIE STREETで赤色を担当する佐野愛花は、23歳で初めてアイドルとしてステージに立ちました。それ以前は高校3年生で芸能活動を始め、恋愛リアリティ番組や舞台、映画、ドラマなどで俳優活動を続けていた人物です。
現在のステージ上では歌とダンスを一体にしたパフォーマンスを見せていますが、小学生のころからダンスを習い、高校では大学進学を考えて塾へ通っていました。芸能界への憧れはありながら、長いあいだ「現実の進路」とは別に置いていた時期があります。
大学進学を準備していた高校生が進路を変え、女優として約5年を過ごしたあと、23歳で初めてアイドルになるまでには、いくつもの具体的な選択がありました。
佐野愛花の昔の学生生活、家族とのやり取り、恋ステ出演、女優時代、そしてCUTIE STREETのオーディションまでを時系列でたどります。
佐野愛花は昔どんな子?テレビとダンスが好きだった少女時代
佐野愛花は東京都出身。出生地そのものは公表情報からは特定できないため、「東京都出身」と「東京都で生まれた」は分けて考える必要があります。
幼いころからテレビを見ることが好きで、テレビの中で活躍する人たちに憧れていました。のちに俳優を目指す気持ちにつながりますが、子どものころから具体的に芸能活動を始めていたわけではありません。
子どものころの小さな記憶として、昔からポケットモンスターのポッチャマが好きだったことも明かしています。ポッチャマの絵描き歌に合わせて何度も絵を描いていた記憶があり、大人になってからも愛着のあるキャラクターとして名前を挙げました。
小学生のころからダンスを習い、9年間続けた
小学生のころからダンスを習い始め、CUTIE STREET加入時には「9年間のダンス経験」があると公式に紹介されています。俳優として舞台に立つようになってからは、芝居の中で歌う機会もありました。
「もっと歌って踊るお仕事がしたい」
出典:Billboard JAPAN「CUTIE STREET 佐野愛花&増田彩乃が語る“世界”への挑戦」(公開日記載なし)
ダンスは、後年アイドルを考え始めたときに突然身につけたものではありません。小学生から続けた経験があり、女優時代の舞台で歌う経験が重なって、歌とダンスを仕事にする選択肢が少しずつ具体的になっていきました。
中学1年で広瀬すずを見て芸能界を意識
芸能界への憧れがはっきりしたのは中学1年生のころです。テレビで広瀬すずを見て、自分も画面の中で活躍する人になりたいと感じたことを、後年のインタビューで振り返っています。
一方、高校生になると芸能活動をかなり遠い目標のように感じ、実際の生活では勉強を優先しました。憧れは残っていても、当時の進路は大学へ進む方向で動いていました。
佐野愛花の家族構成は?両親と姉とのエピソード
家族の中では妹で、姉がいます。学生時代の話では、姉はテスト勉強や課題を毎日コツコツ進めるタイプだったのに対し、佐野は提出期限の1週間ほど前から一気に取り組むことが多かったと話しています。
それでも姉と同じくらいの成績を取ることがあり、周囲からは勉強の進め方が器用だと言われていたそうです。家庭内では、姉が注意されている場面を自分はうまくすり抜けることもあったと振り返っています。
姉から届いた昔の動画を本人が公開
2024年11月には、姉から送られてきた昔の動画を本人公式Xで公開しました。姉との日常だけでなく、幼いころの本人の姿も確認できる投稿です。
母親に「大学へ行かず芸能活動をする」と伝えた
高校3年生で進路を変えると決めたとき、佐野は母親に大学へ行かず芸能活動をしたいと伝えています。本人の中ではすでに意思が固まっており、母親へ意向を伝える段階では進む方向を決めていました。
母親は本人の希望を尊重しました。数年後、CUTIE STREETのオーディションに合格したときに佐野が最初に報告した相手も母親で、母は明るく喜んで背中を押しています。
父親についても本人公式Xに家族の話があり、幼いころは父親によく似ていると言われていたと紹介しています。一般人である家族の氏名や職業などは公表されていません。
佐野愛花の学歴は?高校時代と大学進学をやめた進路
中学校や高校の具体的な校名は公表されていません。本人のインタビューからは、高校3年生まで一般の学生生活を送り、高校2年生ごろから大学進学を見据えて塾へ通っていたことが確認できます。
体育委員や学級委員を任された高校時代
高校では運動が好きで体育委員を担当し、学級委員も経験しました。人前に立つことを特別好んでいたわけではなく、先生や友人から頼まれると引き受けることが多かったそうです。
友人からは、よく笑っていて楽しそうな人だと思われる一方、見た目の印象以上にしっかりしているとも言われていました。学校では周囲から役割を任されることのある高校生でした。
次のInstagramは高校在学時の写真ではなく、後年に制服姿で撮影された投稿です。本人は、同じ制服でもう一度高校3年間を過ごしてみたいという趣旨の言葉を添えています。
高校2年から塾へ通い、大学進学を準備
学校には大学進学を勧める雰囲気があり、佐野自身も周囲と同じように大学へ行くつもりでした。高校2年生ごろから塾に通い、本格的に勉強する生活に入ります。
芸能界に興味は残っていましたが、始める時期への迷いもありました。高校生になってからは、芸能活動への憧れより大学進学へ向けた勉強が日常の中心になっていました。
高校3年の夏、同級生の進路を聞いて考えが変わる
変化が起きたのは高校3年生の夏ごろです。大学へ進んでそのまま一般企業へ就職する将来を思い描こうとしても、自分の中ではその未来が見えないと感じるようになりました。
そのころ、同級生の男子が大学へ進まず、お笑い芸人を目指す進路を選ぶと話しました。身近な同世代が、周囲と違う道を自分で選んだ場面でした。
「そういう道もあるんだ」
出典:Real Sound「CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.4:佐野愛花」(2025年7月10日)
一時は芸能の専門学校へ進むことも考えましたが、最終的には芸能事務所に所属して活動する道を選びます。塾の先生へ何も決まらないまま辞めると言うのは気が引けたため、自分で急いで芸能事務所を探しました。
大学には進学していません。高校3年生で芸能活動を始めるという具体的な進路を作り、大学受験へ向けて通っていた塾を辞めました。
高校3年で芸能界へ!恋ステから女優活動を始める
芸能活動を始めた佐野が最初に考えたのは、まず自分を知ってもらうことでした。当時のマネージャーとも相談し、ABEMAの恋愛リアリティショーへ出演します。
佐野愛花が高校3年生で出演した恋愛リアリティ番組は「今日、好きになりました。」ではなく、ABEMA「恋する♥週末ホームステイ Season7」です。東京女子の「あいか」として参加しました。
「恋ステ」では北海道男子×東京女子編に参加し、番組公式では恋に慎重な高校3年生として紹介されました。最終告白までたつきとの恋模様が続き、高校生活の終盤にテレビ出演も経験しました。
ただし、当時の佐野がいちばんやりたかった仕事は芝居でした。番組出演と並行して演技レッスンを受け、舞台を中心に活動を重ねていきます。
舞台、映画、ドラマのオーディションを受け続けた
FLAVE ENTERTAINMENTの公式経歴には、2020年の舞台「通りすがりのYouTuber」、2021年の映画「恋する寄生虫」、2022年の舞台「僕と幻の図書館2022」などが並びます。俳優として舞台と映像の両方を経験しました。
映像では2019年にテレビ東京系「ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」へ出演し、CUTIE STREET加入が発表される2024年にもTBS系「9ボーダー」第2話でさやか役を務めています。アイドル挑戦の直前まで、俳優としての仕事を続けていました。
映像作品への憧れは強かったものの、オーディションを受けては落ちる時期も続きました。しばらくすると流れが変わり、本人の言葉では5回連続でオーディションに受かる時期が訪れます。
2023年にはミュージカル「クリスマスキャロル2023」に出演。芝居の中で歌って踊る経験を重ねるうちに、自分はアイドルのように歌って踊る仕事も楽しめるのではないかと考え始めました。
女優からアイドルへ!歌って踊る楽しさからCUTIE STREETへ
俳優活動を続ける中で、歌とダンスを使う仕事への気持ちが強くなっていきました。小学生から続けたダンスと舞台での歌唱が、ここで初めて「アイドル」という新しい仕事の候補につながります。
ちょうどオーディションで結果が出始めた時期にCUTIE STREETにつながる募集を知り、当時のマネージャーからもアイドルオーディションへの挑戦を勧められました。佐野は一度考えたうえで、参加を決めています。
アイドルになる直接の入口は、マネージャーから紹介されたオーディションでした。
当時23歳で、アイドル経験はありませんでした。すでに芸能活動は約5年続けていましたが、役者として積み重ねた時間を捨てるのではなく、演技の表現力とダンス経験を新しい場所で使う挑戦になります。
CUTIE STREETオーディションで23歳の佐野愛花が懸けた5年目
CUTIE STREETのメンバー選考では、数カ月にわたるパフォーマンス審査や合宿が行われました。グループ公式のドキュメンタリー映像には、5日間の合宿とデビュー決定までの場面が記録されています。
最終日、振り付けが頭から抜けた瞬間
合宿最終日は結果が決まる日という重圧の中で、急に振り付けが出てこなくなる場面がありました。佐野だけでなく、同じグループの何人かも動きを思い出せなくなり、場がざわついたと振り返っています。
「本当にすごいことに挑んでるんだな」
出典:CUTIE STREET公式「全員インタビュー 前編」(2025年7月15日)
その場では気持ちを立て直し、本番のパフォーマンスを最後までやり切りました。合宿では歌やダンスだけでなく、短い準備時間と睡眠不足の中で、体力と気持ちを保ちながら審査に臨む必要がありました。
周囲との勝負より「自分VS自分」だった
佐野が後年強く覚えていたのは、ほかの候補者と比べることより、自分の弱さに負けず毎回ベストを出すことでした。少しでも諦めたら自分に負けた気がすると考え、休みたい気持ちを抱えながら練習を続けました。
「“自分VS自分”みたいな期間だったなと思います」
出典:Real Sound「CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.4:佐野愛花」(2025年7月10日)
25歳を一つの期限に考えていた23歳
この挑戦に強く懸けた背景には、年齢への意識もありました。佐野は当時23歳で、25歳までに芸能活動で芽が出なければ辞めることも漠然と考えていたと明かしています。
高校3年生で大学進学をやめて芸能界に入り、CUTIE STREETのオーディションを受けたのは活動5年目。以前からマネージャーには、努力の方向を間違えず5年間続ければ機会は訪れるという趣旨の言葉をかけられており、その節目と重なりました。
合格を知らされた瞬間は、喜びより先に安心感が強く出たそうです。受かることだけを想像して合宿を乗り切ったため、結果を聞いてようやく緊張がほどけ、そのあとからうれしさが込み上げました。
最初に合格を伝えたのは母親です。高校3年生で大学へ行かない決断を伝えたときと同じ相手へ、約5年後にはアイドルオーディション合格の知らせを届けることになりました。
最終審査を終えた時点で残っていた候補者は8人。翌日のリモート発表で、その8人全員がCUTIE STREETのメンバーになることを告げられました。誰かがさらに落ちる可能性も考えていたメンバーにとって、8人で始められると分かった瞬間でした。
佐野愛花がCUTIE STREETとして初ステージに立つまで
2024年7月30日、KAWAII LAB.の新グループCUTIE STREETの8人が正式発表されました。佐野愛花は赤色担当で、インフルエンサー、女優、アイドル、ダンサー、学生など異なる経歴を持つメンバーと同じグループに加わりました。
「私自身アイドルとして活動するのは初めてなのですが」
出典:ASOBISYSTEM「新グループ『CUTIE STREET』誕生」(2024年7月30日)
加入発表時、佐野は演技経験を生かした表現力と9年間のダンス経験を自分の武器として挙げました。アイドル経験がないことも隠さず、初めてだからこそのスタートとしてファンへ言葉を届けています。
メンバー決定後は、ボイストレーニング、ダンス、バラエティーなどのレッスンが続きました。2025年のグループインタビューでは、レッスン後にヨガマットを敷いて短い仮眠を取っていたというデビュー前の生活も語られています。
メンバーが決まった直後には8人で食事へ行き、これからどんなグループにしたいかを話していました。正式な活動が始まる前から、食事の場が最初のミーティングのようになり、ステージ外でも8人で方向を考える時間が生まれていました。
2024年8月4日、TIF2024で初めてアイドルとしてステージへ
最初のステージは2024年8月4日。お台場で開かれた「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」のKAWAII LAB.ステージで、CUTIE STREETがお披露目ライブを行いました。
このステージでは、のちにグループの1stシングルとなる「かわいいだけじゃだめですか?」も初披露されました。まだ配信リリース前の楽曲を、結成したばかりの8人が観客の前で初めて届けた場でもあります。
本人公式Instagramには同日、TIF2024への感謝とともにデビューステージを終えた直後の投稿が残っています。高校3年生で大学進学から進路を切り替えてから、およそ5年を経て立った最初のアイドルステージでした。
11月13日に「かわいいだけじゃだめですか?」でCDデビュー
初ステージから約3カ月後の2024年11月13日、CUTIE STREETは1stシングルCD「かわいいだけじゃだめですか?」を発売しました。佐野にとっては、初めてアイドルとして迎えたCDデビューです。
TIFのステージを終えた佐野は、加入発表時に挙げた9年間のダンスと演技経験を、今度はアイドルの表現へ持ち込みました。大学へ進学する予定だった高校時代からおよそ5年。2024年8月4日が、佐野愛花にとって本格的なアイドル活動の始まりです。
































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