CUTIE STREETの青色担当としてステージに立つ増田彩乃さん。デビュー曲「かわいいだけじゃだめですか?」をきっかけにグループが広く知られ、2025年には日本レコード大賞新人賞も受賞しました。
今では「アイドル」が自分のやりたいことだとはっきり話す増田さんですが、歩みをさかのぼると、最初から芸能界を目指していた少女ではありません。
芸能の道に行きたい気持ちは特になくて。
出典:CUTIE STREET公式「CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.2:増田彩乃『やっと恩返しができる』――全ての経験を糧に届ける感謝」(2025年7月8日)
高校1年生の教室で出会った一人の友人が、増田彩乃さんと芸能界をつなぐ最初のきっかけになりました。
そこから女子高生ミスコン、最初のアイドル活動、『今日、好きになりました。』、モデル、別のアイドルグループでの活動へ。いくつもの経験を重ねるうちに、アイドルは「一度やってみるもの」から、自分が本気でかなえたい夢へ変わっていきます。
2026年を迎えた本人のInstagramには、CUTIE STREETとして日本レコード大賞新人賞を受賞できたことへの感謝もつづられています。高校時代にはまだ見えていなかった進路の先に、現在のアイドル活動があります。
増田彩乃は昔どんな子だった?幼少期と少女時代
増田彩乃さんは愛知県出身です。所属先の公式プロフィールで公表されているのは「愛知県出身」という表記で、出生地について別の情報は明らかにされていません。
子役として活動していた経歴はなく、幼いころから芸能界へ入るために活動していたわけでもありません。本人の記憶をたどると、まず見えてくるのはアイドルを見ることが好きだった小学生時代です。
小学生でAKB48に夢中だった
小学生のころ、増田さんが夢中になっていたのがAKB48でした。アイドルに憧れはあったものの、自分自身が同じ世界へ入ることまでは考えていなかったといいます。
本人は後年、当時のアイドルを“雲の上の方々”のように感じていたと振り返っています。ステージを見ることは好きでも、「将来はアイドルになる」と考えて過ごしていた少女時代ではありませんでした。
小学6年の作品「ありがとうは笑顔のタネ」
小学6年生の作品展では、「ありがとうは笑顔のタネ」という作品を作っています。大人になった増田さん自身が昔を振り返るインタビューで紹介した、小学生時代の具体的な記録です。
当時どんな気持ちでこの言葉を書いたのかは覚えていないそうですが、「ありがとう」という言葉自体は昔から好きだったと話しています。
2025年5月26日に22歳の誕生日を迎えた際の本人Instagramでも、日々の幸せや祝福してくれた人への感謝を伝えていました。小学生の作品に残った言葉は、大人になってからも本人が何度も使う言葉になっています。
増田彩乃の家族構成は?父親・母親とのエピソード
増田彩乃さんが昔について語った話には、父親と母親が登場します。両親の氏名や職業などは公表されておらず、兄弟姉妹についても公式に確認できる情報はありません。
一方、芸能界へ進む前の高校生活から現在まで、家族との具体的な会話はいくつか残っています。とくに芸能活動の入口となった友人との出会いでは、母親が最初にその話を聞く相手になっていました。
母に「お人形がクラスにいた」と話した高校1年
高校1年生になった増田さんは、同じクラスで一人の友人と出会いました。初めて見たときから強く印象に残るほど可愛らしく感じ、自宅に帰ってから母親にもそのことを話したそうです。
お人形がクラスにいた!
出典:CUTIE STREET公式「CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.2:増田彩乃『やっと恩返しができる』――全ての経験を糧に届ける感謝」(2025年7月8日)
その友人は当時、女子高生ミスコンへ参加していました。一次審査、二次審査と進んでいく姿を増田さんは身近で見守り、最終選考会の日には会場まで応援に行っています。
そのときは、自分が翌年のミスコンに出ることも、アイドルとしてステージに立つことも決まっていませんでした。友人を応援するために足を運んだ場所が、後から自分自身の進路ともつながっていきます。
ミスコン応募は家族に相談して決めた
高校2年生になると、前年にミスコンへ参加していた友人から「彩乃も出てみたら?」と声をかけられました。本人は最初、自分がミスコンへ出ることに怖さも感じていたといいます。
ちょうど高校卒業後の進路について考える時期でもありました。しかし、周囲が将来について考え始めるなかで、増田さんにはまだ自分のやりたいことが見つかっていませんでした。
そこで家族に相談し、まずエントリーして一次審査を通過したら先のことを考えようという気持ちで応募します。
増田さんの芸能活動は、自分から芸能事務所を探したことではなく、友人からミスコンを勧められたことを直接の入口として始まりました。
父親は後年、娘を「普通に推し」と見るように
父親とのエピソードは、CUTIE STREETとして活動するようになってから本人が明かしています。ライブ映像やミュージックビデオを見る父親には、ステージ上の娘が家庭で見る増田さんとは違って見えていたそうです。
本人によると、父親からは「彩乃じゃないみたいだ!普通に推しや!」と言われたこともありました。家族からSNSで見つけた動画のURLが送られ、「家の彩乃で草」と言われることもあると話しています。
増田彩乃の学歴は?高校時代と進路を中心に
増田彩乃さんの小学校、中学校、高校の正式な学校名は公表されていません。学校名を特定できる一次情報はありませんが、本人が語っている高校時代の出来事は比較的多く残っています。
高校1年で芸能活動のきっかけとなる友人と出会い、高校2年で女子高生ミスコンへ挑戦。高校3年になるころにはアイドル活動や番組出演も始まり、学校生活と芸能活動の両方を経験していました。
高校1年で人生を変える友人と出会う
高校1年で同じクラスになった友人との出会いは、増田さん自身が「その子と出会えていなかったら、今こうして表舞台に立つこともなかった」と話すほど大きな出来事でした。
ただし、出会った直後から増田さんが芸能界を目指したわけではありません。最初の一年は、ミスコンへ挑戦している友人を近くで応援する側として過ごしています。
高校2年で進路に悩みミスコンへ
高校2年になると、卒業後の進路を考える時期に入ります。友人はミスコンへの挑戦を通じて自分の夢を見つけていましたが、増田さんにはまだ「これをやりたい」と言えるものがありませんでした。
本人は当時を、やりたいことが見つからず少し焦っていた時期だったと振り返っています。そんなときに届いた友人からの誘いをきっかけに、未知だったミスコンへ足を踏み入れました。
高校3年は今日好きやアイドル活動も経験
高校3年生だった2021年には、ABEMAの『今日、好きになりました。』に参加しました。「鈴蘭編」への出演後、「向日葵編」へ継続し、高校卒業時期には「卒業編2022」にも出演しています。
同じ2021年にはA♡Zのメンバーとしてアイドル活動もスタート。ミスコンへ出場する前と比べると、学校の外で過ごす時間は大きく変わっていました。
それでも、高校時代の本人の記憶には芸能活動とは関係のない日常も残っています。後年、10代の思い出を聞かれた際には、高校の購買でパンを買って食べていた放課後を話していました。
十代の頃はパンと一緒に生きていた
出典:ORICON NEWS「CUTIE STREET増田彩乃&板倉可奈、十代の頃の思い出を懐古『学校とはまた違う別の青春だった』」(2025年4月2日)
放課後になると購買でパンを買う。その高校生らしい時間と、ミスコンや番組、アイドルとして人前へ出る時間が、同じ高校時代の中にありました。
増田さんは2022年2月に高校を卒業しています。高校へ入ったころには芸能界を進路として考えていませんでしたが、卒業するころにはすでに複数の芸能活動を経験していました。
高校は同朋高校?大学進学を含め確認できる範囲
増田彩乃さんの出身高校については「同朋高校」という名前が検索されていますが、本人や現在の所属先から正式な学校名は公表されていません。画像などから推測された情報だけで具体的な校名を確定することはできません。
大学への進学についても、公表された進学先はありません。高校卒業後すぐにモデルやアイドルの活動が続いていますが、それだけを理由に大学へ進学していないと断定することもできません。
女子高生ミスコン2020が芸能界への入口に
増田彩乃さんの芸能活動を具体的に動かしたのが、高校2年生で参加した「女子高生ミスコン2020」です。当時17歳。友人に勧められ、家族と相談したうえで挑戦しました。
エントリー後は審査が進みますが、本人にとって順調なことばかりではありませんでした。選考途中には、決められた投稿数の中で“いいね”の合計を競う「タイムライン審査」がありました。
増田さんは人と直接話すことは好きだった一方、画面の向こうで誰が見ているのか分からない状態で応援を受け続けることに苦しさを感じたといいます。応援してくれる人への申し訳なさまで感じ、一度は辞退を考えるところまで追い込まれました。
それでも選考を続けるとランキングで1位に入り、ファイナルへ進出します。
あのときに諦めないでよかったな
出典:CUTIE STREET公式「CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.2:増田彩乃『やっと恩返しができる』――全ての経験を糧に届ける感謝」(2025年7月8日)
女子高生ミスコン2020では最終的にSNOW賞を受賞しました。そして、このファイナリストとして過ごした経験が、その後の最初のアイドル活動へ直接つながります。
応募する前には夢が見つからず焦っていた高校生が、一度は辞退を考えながらもファイナルまで進んだことで、それまで接点のなかった世界へ踏み込むことになりました。
A♡Zで17歳からアイドル活動をスタート
女子高生ミスコン2020などのファイナリストから生まれたアイドルグループがA♡Zです。増田彩乃さんもメンバーに入り、ここで初めてアイドルとして本格的な活動を始めます。
2021年4月24日には楽曲「ALiVE」を配信し、A♡Zとしてプレデビュー。当時の増田さんは17歳でした。現在のCUTIE STREETより3年以上前に、最初のアイドル活動が始まっています。
しかし、ここで「ずっとアイドルをやりたい」という将来像が完成していたわけではありませんでした。本人によると、ミスコンのファイナリストたちが仲良くなったことで急きょグループ結成の機会が生まれ、当時は自分のしたいこともまだ明確ではなかったそうです。
そのため、最初は「一旦やってみるのもいいんじゃないか」という感覚でアイドル活動へ踏み出しました。小学生のころには雲の上の存在に見えていたアイドルへ、高校生になった自分が実際に挑戦することになります。
A♡Zでステージに立った経験は、後の増田さんにとって欠かせない一つの過程になりました。ただ、アイドルが人生で初めての本気の夢になるのは、さらにいくつかの活動を経験した後です。
高校卒業後は思春期録とLapilazへ
高校を卒業した2022年、増田彩乃さんの活動はさらに広がりました。アイドルだけではなく、同世代へ向けたメディアのモデルとしても活動を始めます。
高校時代のミスコンや番組出演を経て、卒業後も一つの仕事だけに進路を絞ったわけではありません。モデルとアイドルの両方を経験しながら、自分が続けたいことを探していった時期でした。
思春期録の専属モデルに
2022年3月1日、増田さんは女子高生向けSNSメディア「思春期録」の専属モデルに就任したことを発表しました。高校を卒業した直後から、ファッションやカルチャーを届けるモデル活動にも関わります。
ミスコンをきっかけに表舞台へ出た後、『今日好き』、アイドル、モデルと活動の形は次々に変わっていきました。後に本人が「結構バラバラな人生だった」と振り返る時期の一つです。
Lapilazで再びアイドル活動
2022年には、増田さんはLapilazのメンバーとして再びアイドル活動を始めました。5月には「TGC teen 2022 Fukuoka」でプレデビューライブを行い、同月30日には東京・渋谷O-WESTでデビューライブを開催しています。
このグループでも一緒だったのが梅田みゆさんです。二人はミスコン時代から知り合い、その後も同じアイドル活動を経験しました。
梅田さんは後の公式インタビューで、以前のグループ時代には、どうすればライブをもっと盛り上げられるか、どうすれば見に来てくれる人を増やせるかを二人で夜に話していたと振り返っています。
最初のA♡Zでは「一度やってみる」という気持ちだった増田さんにとって、ステージで過ごす時間そのものが徐々に自分の将来と結び付いていきました。
2023年7月、Lapilazでの活動に一区切り
Lapilazは2023年7月8日の「現体制終了LIVE」をもって、それまでの体制での活動を終えました。増田さんもこの日を区切りに、Lapilazでのアイドル活動を終えています。
グループで過ごした期間には、梅田さんと一つの目標について話していました。それが、いつか「TOKYO IDOL FESTIVAL」、通称TIFへ出演できるほど大きなアイドルになることでした。
増田彩乃がアイドルを本気の夢にするまで
Lapilazでの活動が終わった後、増田彩乃さんはもう一度アイドルを目指します。以前のグループが活動を終えるとき、梅田みゆさんとは「いつかTIFに出られるぐらい大きいグループになって、また再会したい」と話していました。
高校2年でミスコンへ応募したころには、自分のやりたいことが見つかっていませんでした。A♡Zを始めたときも、アイドルを一生の進路として決めていたわけではありません。
ところがミスコン、番組、モデル、二度のアイドル活動を経験した先で、増田さんの中には明確な夢が生まれていました。
アイドルになりたい。
出典:CUTIE STREET公式「2024→2025 CUTIE STREETより」(2025年1月1日)
本人は2024年を振り返り、「人生でこんなにも叶えたい夢ができたのは本当に初めて」とつづっています。友人に勧められて始まった芸能活動の中で、初めて自分自身が選んだ夢がアイドルでした。
梅田みゆと参加したKAWAII LAB.オーディション
増田さんが挑戦したのが、KAWAII LAB.の新グループメンバーを決めるオーディションでした。数か月にわたるパフォーマンス審査や合宿が行われ、梅田みゆさんも同じ選考へ参加します。
本人は合宿を振り返り、先の未来について考える余裕よりも、翌日の審査で自分の力を出し切ることに必死だったと話しています。
合宿の夜に食べた自販機のアイス
張り詰めた合宿生活のなかで、増田さんが後年「嬉しかった思い出」として最初に挙げたのは、審査で褒められたことでも合格の瞬間でもありませんでした。
夜に食べたアイスとか。
出典:CUTIE STREET公式「CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.2:増田彩乃『やっと恩返しができる』――全ての経験を糧に届ける感謝」(2025年7月8日)
合宿場所にはアイスの自動販売機があり、増田さんは梅田さんと一緒に食べながらよく話していたそうです。気づけば毎日のように食べていたかもしれない、と本人は笑いながら振り返っています。
二人がそこで話していたのは、以前から目標にしていたTIFでした。新グループに合格すればTIFでデビューできることは事前に知らされており、「このオーディションに受かれば、2人の夢が叶う」と話していました。
高校時代のミスコンから一緒だった二人が、別のグループの活動終了を経て、再び同じオーディション会場にいました。そして今度は、以前かなえられなかったTIFへの道が目の前にありました。
CUTIE STREET合格からTIFデビューへ
KAWAII LAB.のオーディションを経て、増田彩乃さんは新グループの8人に選ばれます。2024年7月30日、グループ名「CUTIE STREET」とメンバーが正式に発表され、増田さんの担当カラーは青色になりました。
同日、本人も公式InstagramでCUTIE STREETとして活動することを発表。「こんなにも叶えたい夢ができたのは人生で初めて」と、新しいグループで活動できる喜びを記しています。
高校2年で「やりたいことがない」と感じていたころから約4年。友人に勧められて始めた挑戦をいくつも経験した後、自分自身が強く望んだアイドルとしての新しい居場所が決まりました。
梅田みゆとも再び同じ8人組に
CUTIE STREETは、古澤里紗さん、佐野愛花さん、板倉可奈さん、増田彩乃さん、川本笑瑠さん、梅田みゆさん、真鍋凪咲さん、桜庭遥花さんの8人で結成されました。
増田さんはメンバーに決まったとき、嬉しさに加えて「安心」も感じたと話しています。オーディションのころから8人でいると心が落ち着き、これから一緒に活動できることを喜んだそうです。
そして、ミスコンや以前のアイドル活動をともにしていた梅田さんとも、再び同じグループのメンバーになりました。
CUTIE STREET結成後の2024年8月14日には、8人で初めて撮ったプリクラを本人Instagramに投稿しています。オーディションを経て集まった8人が、ステージ以外でも新しいグループとして時間を重ね始めたころでした。
2024年8月4日、約束していたTIFでデビュー
CUTIE STREETのデビューステージは、2024年8月4日に開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」でした。以前のグループ時代から増田さんと梅田さんが目標にしていた、そのTIFです。
当日はKAWAII LAB.のステージで、FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、SWEET STEADYに続いてCUTIE STREETが登場。増田さんは、それまで憧れて見てきたグループと同じステージで、自分たちの楽曲を観客へ披露しました。
私、本当にCUTIE STREETになったんだな
出典:CUTIE STREET公式「CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.2:増田彩乃『やっと恩返しができる』――全ての経験を糧に届ける感謝」(2025年7月8日)
小学生のころには雲の上にいるように見えたアイドル。その後、高校時代に友人のミスコンを客席から応援し、自分も挑戦する側になり、17歳で初めてステージへ立ちました。
A♡Z、Lapilazを経て、いったんかなえられなかったTIFへの目標を持ち続けた先で、今度はCUTIE STREETのメンバーとしてその舞台に立つことになります。
2024年11月13日には、CUTIE STREETの1stシングルCD「かわいいだけじゃだめですか?」が発売されました。最初のアイドル活動を始めた2021年から約3年半を経てのCDデビューです。
デビュー後には新しい楽曲も増え、2025年4月にはCUTIE STREET初の恋愛ソング「ラブトレ」のMVについて、増田さん自身がInstagramで紹介しています。高校時代から何度も違う形で表舞台に立ってきた増田さんは、ここでは一つのグループのアイドルとして活動を続けていました。
高校2年で友人から勧められ、家族と相談して踏み出した女子高生ミスコン。その少女は2024年8月、かつて仲間と約束したTIFのステージに、CUTIE STREETの増田彩乃として立ちました。
































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